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Artist Lauren Tsai Found Confidence
in Creativty–Eventually

試行錯誤の結果、クリエイティビティに自信を見出したアーティスト、ローレン・サイ 試行錯誤の結果、クリエイティビティに
自信を見出したアーティスト、ローレン・サイ
アーティスト、モデル、女優として活躍するサイが、自分の中にあるクリエイティビティへの衝動を受け入れるまでの長い道のりをコール ハーンのライティングディレクター、ジェイソン・エフマンに語りました。 アーティスト、モデル、女優として活躍するサイが、自分の中にあるクリエイティビティへの衝動を受け入れるまでの長い道のりをコール ハーンのライティングディレクター、ジェイソン・エフマンに語りました。

22歳にして既にローレン・サイは、人がうらやむような成功をさまざまな分野で収めています。アーティスト、モデル、女優。さらに現在はこのリストに「作家」を加えるべく修行中というから、止むことのないクリエイティビティへのエネルギーがいかに彼女を駆り立てているかがわかります。

サイは、自分の創造力を、昔から受け入れ認めてきたわけではありません。クリエイティビティへ突き動かされる気持ちを自覚するまで時間がかかりました。そのアートへの道のりは、#WriteNewRulesのために描いてくれたポスターが物語っています。1枚目は、「夢を追い続けろ」という言葉が、素晴らしく表情豊かな女性の顔に書かれています。2枚目は、顔、花、棒人間、その他さまざまな空想が一緒くたになって渦を巻く上に若い女性が腰かけ、「自己変革が世界を変える」という言葉が、特徴的な字体の日本語で書かれています。どちらの絵も、女性の自己発見とアイデンティティという彼女のアートによく登場するテーマを、はっきりとヴィジュアルで伝えています。近頃の彼女はアーティストとしての自分に心地良さを感じていますが、旅はまだ終わりではないとわかっています。ポスターに書かれた言葉のとおり、夢を追い続けようとしています。

ジェイソン・エフマン: ローレン、まず、君に会えてとても嬉しいよ。君が作ってくれた作品を見てびっくりしたんだ。とても感動した。見事だね。

ローレン・サイ: えーっ、そう言っていただいてほんとに嬉しいです。

エフマン: このキャンペーンに本当にピッタリだよ。未来志向があふれていて、前向きで、楽観的だ。素晴らしいよ。君はたくさんのことをしているね。でも、今日はあくまでもアートにこだわりたいんだ。だって、そのためにここにいるんだからね。君がいまやっていることをどんなふうに身に着けたか、聞かせてくれるかな。

サイ: 物心ついたときから絵を描いていました。子どもの頃から好きだったんです。母によると、私が2歳ぐらいの頃、夜中にベッドから這い出して、明かりをたよりにデスクの下にもぐりこんで、朝になったらドラゴンをいっぱい描いた付箋がそこら中に広がっていたそうです。それが私にとって世界で一番好きなことだったんです。中学生のときは、ティーンネイジャーの悩みを乗り越えるためにアートにのめり込みました。でも、動き回っていたし、ほかのことも人生で起こっていました。私にとってアートはいつも、自分の生き方を理解する手段だったんです。現実逃避みたいな感じでしたけど、いまはアートのおかげで未来にワクワクしています。そう、もちろんこのキャンペーンもです。

エフマン: 君のインタビューをたくさん読んで、動画もたくさん見たよ。若い自分にアドバイスしている動画とか、アートからちょっと身を引いていた頃の話とかね。結局アートに戻ってきて、それを自分の本分としているね。アートに惹かれる若い人たちにアドバイスはある? やり続けるためのコツとか。

サイ: 私はずっと、まわりの人たちを最も喜ばせると思うことをやれば、うまくやっていると感じられるのかなって思っていました。でも、仕事に対して最高だと感じられるときは、その仕事に対して真剣に向き合っていることだとわかってきました。勇気を出してやってみたら、ちゃんと誰かが見つけてくれて、ちゃんと機会が与えられるんですよね。私は長いこと、自分のあるべき姿に合わせるために自分のイメージを押さえつけていました。そのために長い間本当の自分を出すことができませんでした。でも、自分の一部を押さえつけていると、自分でそれをすごく意識してしまう、そのくせ、意識していないみたいに振舞いたいと思ってしまう。

自分が感じていることや、本当は言いたいけれど言うのが怖いことに対して、もっと勇気を出そうと決めたとき、いろいろなことに意味を持つことが出来たんです。自分と同じように感じる人たちと出会って、自分が本当にやりたい仕事だと思える機会につながるようになりました。そんなふうに、いまは仕事として、自分に対して正直だと思える作品を作っています。それがアドバイスかな。

エフマン: 勇気を出して言いたいことを言うっていう話をしてくれたね。最近では、アートを通してどういうことを言いたい?

サイ: 長いこと、アートとは孤独であることだと思っていました。常にちょっと暗くて、ちょっと陰気っていうか。どうして自分は同じものばかり繰り返し描くんだろうって思っていました。でも、本当は何かを克服する必要があったんですよね。いまでもそういうテーマに惹かれます。気持ちがかき立てられるっていうか、自分自身とすごくつながっているような感じがします。将来もっと踏み込んでみたいとも思っています。

いつも、私の作品は暗いテーマが多いから、何か抱えているんじゃないか、悩んでいるんじゃないかと人に思われるような気がしていました。勇気を出して自分が抱えているもの、自分の中にあるものを伝えたら、誰かの気持ちにつながれるんじゃないかと思うんです。表面的なものにとどまった作品は、誇りに思えません。

だから、これからは世界でいま起こっていることを受け止めた作品を作りたいと思っているんです。今よりもうちょっと敏感に反応したいと思っています。内にこもって、自分の中で起こっていることだけに目を向けるんじゃなくて。これからは、アートを通していろいろなことを伝えていけたらいいなと思います。世界で起こっている、議論する必要があることについて。それには、アートは素晴らしい手段だと思います。現実から一歩引いて、現実を超えた視点から見れますよね。そういうところに多くの人が共感できて、自分を重ねることができると思います。

エフマン: 核心を突いてきたね。いま、世界で多くのことが起こっていて、何かしらの手段で問題に取り組みたいと多くの人が願っているよね。最近の出来事は、君の作品にどういう影響を与えている?

サイ: 人生で何が大切かという事を俯瞰して見るようになりました。私にとって大切なものは、切り離されてしまったらすごく辛いものです。でも、すべてが起こり始める前は、ソーシャルメディアや周囲で起こるいろいろなことの騒音の中で迷子になっていました。そのうえ今は選挙が迫ってきているから、ザワザワと落ち着かない気持ちにとらわれないようにするのは大変です。だからこそ、自分が本当に情熱を感じて心を動かされるものに取り組むことが、自分自身への義務だっていう見方をするようになりました。だって、それ以外のものは気にしなくていいんです。

本当の意味で大局的な目で、人々が必死に取り組んでいること、人々が必死に取り組んできたことを見るようになったら、自分の居場所は世界の中にあるんだって実感します。私たち全員が、どんな方法でもいいから自分の声を使う必要があると思うんです。私の場合はそれがアートであり、オンラインで構築したプラットフォームです。でも、頑張ればもっと自分の幅を広げていけると思います。私たちはいつだって、もっとできるんです。

私はプリント画を売って「ブラック・ライブズ・マター」運動のために資金集めをしました。具体的に言うと、ACLU(アメリカ自由人権協会)に寄付しました。それから、アドバンスメント・プロジェクトにも。これは素晴らしい団体なんです。それで、自分の制作に再び目的を見出せるようになりました。アーティストとして、自分に何ができるだろうって思っていたんです。行動を起こしたことで、これからやりたいと思っているいろいろなことの目的に再び焦点を合わせることができました。

エフマン: 自分の声を見つけるという話をちょっとしていたよね。アーティストとしての自分という声はどうやって見つけたの? アーティストとして、「これが自分だ」とわかった瞬間があった?

サイ: わかろうとしている最中ですかね。自分がしていることを誇りに思うときって、実はおびえながらやっているんです。アーティストとして、あるいは人間として成長するきっかけになったものって、実際にそれをやっているときはものすごく怖くて、おびえて、不安なんです。そういう気持ちを乗り越えることで、自分をもっと理解できるようになるし、将来の恐怖に対しても立ち向かう力がつくんです。中学生や高校生だった頃、自分にはできないと思うことがたくさんあって、自分の前にたくさんの壁を作っていました。仕事をしながら徐々にその壁を壊していって、あるいは無理だと思っていたことに対して行動を起こしていくうちに、自分で自分をブロックしていたものが何かわかってくるんです。

エフマン: 素晴らしいね。ソーシャルメディアとソーシャルメディア上の自分の存在は、そのブロックを壊すのに役立っている? それともそれ自体がブロックだろうか?

サイ: ソーシャルメディアは、あのアルゴリズムがね・・。ファッション写真をクリックしすぎて、検索ページがとんでもないことになっています。そのせいでインスタグラムをやめたいと思うことがあります。アルゴリズムが興味のない宣伝を送り付けてきて、ものすごくうっとうしいし、気分が悪いから。前は日本でモデルをしていて、その頃はソーシャルメディアが息抜きでした。ありのままの自分らしい世界を作り上げられるから。自分がプラットフォームを完全にコントロールできたからです。

でも一方では、まわりに合わせて、人を喜ばせようとする場みたいになっていた時期もあります。だから、自分をすごく出せる場でもあるし、自分をすごく縛る場でもあるという感じでした。結局、心構えの問題ですね。

とても自分らしい写真やリアルで自分に正直な作品を投稿するときもあります。でも、イベントに行ったときや何かをしているときに、つい自意識過剰になってしまうこともあります。でも今は、気を付けるようにしているんです。私が自分に正直になって、オンラインに載せたいものを載せることによって、ほかの人たちがインスパイアされて同じようになればいいと思うからです。「私のインスタグラムはこういう風に見えなければ。自分はこういう風に見えなければ。こういう風に投稿しなければ」って、つい考えてしまいます。そういうくだらないことを、みんながやめればいいんですよね。

アーティストとして、あるいは人間として成長するきっかけになったものって、実際にそれをやっているときはものすごく怖くて、おびえて、不安なんです。 アーティストとして、あるいは人間として成長するきっかけになったものって、実際にそれをやっているときはものすごく怖くて、おびえて、不安なんです。
- ローレン・サイ

エフマン: まったくそのとおりだ。君は、若い女性のキャラクターをよく描くよね。そこには、勇気も感じるけど、もろさもある。彼女たちには、間違いなく人間らしさがあるね。単なるヒロインじゃない。グラフィックノベルのカバーもたくさん描いているね。複雑な作品ばかりだ。人間のさまざまな面、そして女性、特に若い女性の存在を見る人に提示するというのは、君にとってどのぐらい重要なこと?

サイ: 子どもの頃、特に中学生の頃、いつも思っていたんです。成長して、こんな自分から抜け出さなければいけないって。私はすごくおとなしくて、内向的で、アートが好きでした。DeviantArtにはまっているインターネットオタクで、間違いなく情緒不安定で社会性がありませんでした。そういうのは幼稚で、弱さであり、もう感情的になっちゃいけないって、いつも思っていました。どうしたら自信をつけて、自分が思うような自信のある人間になれるだろうって悩んでいました。それが、自分にとってはアートだったんです。いつも、自信にあふれた自分でありたい、そして強い自分でありたいって思っていました。自分が思う典型的なヒロインの人物像とは違っていましたけれど。

私にとってアートとは、常に、怖がらずに自分らしくありたい、違った種類の強さを示したいという内面の闘いです。将来の夢は、若かった自分が恥じ入っていたことを肯定してあげるストーリーを作ることです。

エフマン: スタイルという点では、いまのようなアートのスタイルにどうやってたどり着いたの? 影響を受けている部分もあるだろうけど、君の技法はどういうもの? というのも、君は大部分独学だよね?

サイ: ええ、インターネットにすごく影響を受けています。DeviantArtで育ちましたから。作品はすごく影響を受けています。DeviantArtは、ファンカルチャー的なスペースで、参加者が好きなアニメキャラクターや、自分のオリジナルキャラクターや、いろいろなものを描くんです。大きな影響を受けたのは、スタジオアートです。それから、ビデオゲームのアートワークを決めるたくさんのコンセプトワークも、アニメーション映画のコンセプトワークも。子どもの頃はキャラクターデザイナーになりたかったんです。私の最初の夢は、映画やテレビのアニメキャラクターをデザインすることだったんです。

でも、それから高校生のときに日本に行って、日本の作品に大きな影響を受けました。実は一番影響を受けたのは友達です。私は、もっと自分の幅を広げたいと思っているし、これは認めざるを得ませんけど、芸術史にあまり詳しくありません。だから、もっと勉強しようとしています。

エフマン: どこかで読んだんだけど、ワシントン州レドモンドに行ってデジタル教育をちょっと受けたんだって?

サイ: ええ、12歳のときです。祖父がインターネットで、ワシントン州レドモンドの3Dアニメーションやゲームやグラフィックやなんかのスクールを見つけたんです。ワシントンにニンテンドーがあって、そのすぐ隣でした。この夏期講習に行くのが私の夢でした。でも、対象はハイスクールの生徒だったんです。それで、12歳のときにアニメーションやキャラクターデザインやなんかの作品集を作って、スクールに送りました。そうしたらプログラムに参加させてもらえました。

夏の間そこで3Dアニメーションの勉強をしました。その頃はアニメーターになることも夢だったんです。でも、たった20~30秒のアニメーションのために毎日15時間もコンピューターの前で作業をして、これは自分がやりたいことじゃないと思いました。でも、楽しかったです。いま、学び直そうとしているんです。

エフマン: 芸術史をもっと勉強したい、アニメーションをもうちょっと勉強したいって言っていたね。アーティストとして、そして人間として、これからどういうことに取り組んでいきたい?

サイ: いまは本気でスローダウンしようとしています。今年の大きな目標は、まわりの人たちに親切にすることと、友だちや家族に目を向けることです。この何年か日本で暮らして仕事をしていて、そちらにどっぷりだったし、自分のメンタルを大切にしていなかったからです。自分にとって大事なことを大切にしていなかったんです。もっと働こうとして毎日頑張る生活から抜け出せなくなっていました。キャリア的には良かったけど、人としての成長に役立ったとは思いません。スローダウンして、向き合って、取り組みたいことがたくさんあります。アートを通して、それから、自分を受け止めて静かに座っていることを通して。

いま、多くの人が受け入れなければならなくなっているのは、自分自身です。世界中のあらゆるものがだんだん姿を消していくような状況で、自分の頭の中だけでも大丈夫じゃなければいけないんです。

でも、アートの面では、絶対もう1回アニメーションをやりたいです。今3Dアニメーションに取り組んでいて、何か作ろうとしているんです。いま取り組んでいるプロジェクトは、もうすぐできます。すごくワクワクします。インスタグラムにも投稿するつもりです。

小さい頃からずっと、映画を作るのが夢でした。それってまさにハリウッドドリームですよね。でも、それが私の大きな夢なんです。学校に行って映画の作り方を勉強していませんけど、何かをやりたいと思っていて、情熱があれば行ける限りのところまで行けると思います。自分がどこまで行けるか知りたいんです。日本に行ったことで、それを学びました。心に決めたことであれば何でもできるっていうことです。いま、そのことを書くために取り組んでいます。これが、今後数年の大きなやりがいのあるプロジェクトです。

エフマン: 日本に渡ったときは何歳だったの?

サイ: 日本で働き始めたのは15歳のときです。日本ではモデルをしていました。ハワイに住んでいたときにモデルエージェンシーに応募したんです。Photo Boothで写真を撮りました。本当に何とかして日本に行きたいと思ったので。モデルエージェンシーから採用の通知が来たので、夏だけ日本で働きました。そして、18歳のとき、アートカレッジに行くのをやめて東京で暮らすことにしました。その決断をして良かったと思います。でも、あの時アートスクールに行ってアートに集中していたら、もっと良い作品が作れていたのかなってもちろん思います。

エフマン: でも、18歳の子が「外国で暮らそう」って言うなんて、すごい勇気だよね。もちろんその前にいくらか経験があるとはいえ、誰にとっても大きな一歩だよね。

サイ: ええ、いま振り返るとすごいですね。いま18歳のいとこたちがいますけど、「いやいや、あの子たちがいきなり外国に行って、そこの言葉を勉強するなんてありえないわ」って思います。でも、私はすごくすごく本気だったんです。自分の内側から叫び出すぐらいの感じでした。それに、世界に飛び出したかったんです。人生にすごくワクワクしていました。絶対やらなくちゃって思ったんです。向こうでは興奮や冒険をいっぱい感じていましたから。

自分に「ノー」と言わない人生、自分がすごくやりたいことを疑わない人生を生きたかったんです。だって、人が何かを心から好きで、情熱があるなら、それは本当に特別なことだと思います。その声に耳を傾けなかったら、チャンスはすぐに消えてしまいます。だから、自分はいつも耳を傾けるって、自分に約束したかったんです。

エフマン: いまでもそうしていると思うけど?

サイ: そう、いまは映画を作ろうとしています。まだこれからですけど。

エフマン: 君の時間をあまり取らないようにしないとね。でも、最近の普段の1日はどんな感じ?

サイ: ああ、もう、すごく変わりましたよ、もちろん。旅行できないし、COVIDとかがあるし。でも、目を覚まして、コーヒーをいれて、それからだいたい1日中、2個か3個のプロジェクトを切り替えながらやっています。いつも1日の始めは絵を描くことにしています。それができないと、自分の心に集中できないんです。だから、毎朝2~3時間絵を描くスケッチブックがあります。それから、執筆にも取り組みます。毎朝マネージャーと電話します。彼女と毎日話ができるのは最高ですよ。

それから夜にまた絵を描きます。1日のスケジュールは定まっていません。でも、毎日たくさんのことに取り組んでいます。静かに座ってひとつのことに集中できたらいいんですけど、切り替えながらやっているから集中を保てているんだと思います。

エフマン: キャリア全体を見ると、多くの異なることで成功を収めているけれど、ひとつひとつに全力で取り組んで、すべてを同時にこなしているようだね。特別な資質だ。それは後から身に着けられるものなのか、それとも天性のものなのかな?

サイ: 大好きなことばかりやってキャリアを築いたら、すべてをやるためにエネルギーがあふれてくる思います。だから、要するに自分が本当に好きなことに取り組むっていうことだと思います。バカみたいに聞こえるかもしれないけど、大好きなことを選んだら一番成功できると思うんです。アートの仕事がうまくいって、それをキャリアにできるっていうことには、ものすごく感謝しています。私を支えてくれる人たちにはエンドレスに感謝しています。ただ家で座って1日中絵を描いていても、支えてくれて、作品を売る場を与えてくれる人たちがいなかったら、お金になりませんから。

幸運にも大好きなことをやるだけの時間があったら、あとは尽きることのない情熱です。毎日欠かさず続けていたら、どんどん上手になります。

自分に「ノー」と言わない人生、自分がすごくやりたいことを疑わない人生を生きたかったんです。 自分に「ノー」と言わない人生、
自分がすごくやりたいことを疑わない人生を生きたかったんです。
- ローレン・サイ

エフマン: さっき、大多数の人を喜ばせるのではなく、自分自身を喜ばせるという話をしていたよね。でも、キャリアのビジネス面と、クリエイティブでありたいという個人的欲求のバランスをどう取っているの?

サイ: ビジネス面もとても楽しんでいます。そうじゃない人もいるでしょうけど。でも、私は、何かを自分で作るっていうことをとても楽しんでいます。3年前かな、ハワイで母と一緒に地下室で段ボール箱を切っていたんです。引っ越したときに荷物が入っていた段ボール箱を切って、プリント画を売るために使ったんです。地元の印刷屋さんでプリントして、サインをして、自分で台紙をカットして着けていました。いま思うと、自分たちで箱を切って、プリント画を10枚売っていたっていうのが微笑ましいですよね。いまでは印刷会社に頼むまでになりましたけど。少しずつ積み上げていくっていうプロセスはすごくワクワクしますし、何でも自分でやってみたいと思います。何でもやったおかげでビジネスがよく理解できたし、次に何をしたら一番良いのかわかるようになりました。

エフマン: 素晴らしいね。ローレン、質問は以上だよ。まだ聞いていないことで、君のほうから言いたいことはある? 何か話したいことは?

サイ: やった!実はいつか協同組合みたいな事業を立ち上げたいと思っているんです。それが、現在の夢のひとつです。アーティストの協同組合を作って、運営するんです。幸運にも仕事の基盤があって、十分なビジネス機会があって、資金を出せる人たちがやればいいんです。そうすれば、将来の状況を変えられるんじゃないかって思います。アーティストが自分の仕事に対して適正な支払いを受けられるようになって、全員が恩恵を受けられない今のシステムから徐々に抜け出していけたらいいですよね。

でも、ただ寄付をするだけじゃなくて、もっと良い仕組みを将来作りたいと思って、仕事を通してその機会を探り続けるつもりです。それが自分の仕事の中心になれば、その方向に進みたいと思っています。

このインタビューは、長さを調節し、文意を明確にするために編集および要約されています。
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