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Work for what you believe in.踏み出そう、信じる道へ。

同世代の子たちに
世の中の出来事を知ってもらいたい

Interview:007
モデル / jam inc.ファウンダー
長谷川ミラ

長谷川ミラは社会を取り巻く問題についての考えをテレビやラジオ、そしてネット配信など
さまざまなメディアを駆使して発信している若き旗手です。その躍進は目覚ましく、世界を変える30歳未満の30人
「Forbes 30 UNDER 30 JAPAN 2022」に選出されるなど、いまなお認知を広げています。
バイリンガルで育った環境を武器に国内外の話題をキャッチするその姿はパワフルかつ、
わかりやすく重要なファクトの伝え手としてあらゆる世代の心を掴みます。

長谷川ミラは社会を取り巻く問題についての考えを
テレビやラジオ、そしてネット配信など
さまざまなメディアを駆使して発信している若き旗手です。
その躍進は目覚ましく、世界を変える30歳未満の30人
「Forbes 30 UNDER 30 JAPAN 2022」に選出されるなど、
いまなお認知を広げています。
バイリンガルで育った環境を武器に
国内外の話題をキャッチするその姿はパワフルかつ、
わかりやすく重要なファクトの伝え手として
あらゆる世代の心を掴みます。

出来事を知り、
自分の言葉で会話をしよう

現在の仕事について。

ミラ:モデルやタレント活動、ラジオナビゲーターなどを通じて世の中とつながりながら社会問題を発信しています。また同時に「jam inc.」という会社を運営しています。会社はビデオグラファーなども在籍するクリエイティブチームになっていて、Tokyo Young Boss (以下ヤングボス)のインスタグラムのクリエイティブなどを行っています。それ以外にミュージックビデオ撮影、企業やブランドによる制作物でのビジュアルディレクションやキャスティング、グラフィック制作、SNSの投稿作業やアナライズ管理、といったクライアントワークもこれまでに手がけてきました。ヤングボスでは、多くの方が「それってどういうこと?」と感じる社会の出来事をピックアップし、私ともうひとりの出演者である怜子とでディスカッションしています。これは自分と異なる意見を持つ人を目の前にしたときに行うコミュニケーションの参考になれば、という目的から始めました。情報の入手自体は簡単な時代ですが、入手した情報について周りの子たちと話したり、自分の意見として相手に伝えることって実はなかなか難しかったりします。そもそもそういったコミュニケーションのプロセスは、いままでの日本の教育からではなかなか学べない点でもあります。私は海外の学校へ留学することでその違いに気づき、日本の若い子たちに伝えるべきことだと感じました。いまでは同世代の子たちを中心に、若い世代にもヤングボスを楽しんでもらえているので嬉しいです。企画はすべて自分で考えていて、難しい物事をできるだけわかりやすく、読めない漢字をひらがなにして発信していくような感覚です。今後はアマゾンのスポンサードも決まったので、ますますやりがいを感じています。

いまの仕事をやり始めたきっかけは?

ミラ:幼い頃から父親に「ニュースを見なさい」と言われ続けてきました。父との会話は時事ニュースをチェックしておかないと成り立たないんです。「こういうことが起きているのを知っている?」と聞かれて、私が知らないと父親は呆れ顔。「このニュースの感想文を書きなさい」とかもありました。でもそのおかげで、芸能の仕事を始めた中学生のころ、撮影現場で大人たちが話す時事ニュースのなかに入っていき、自分の意見を伝えることができたんです。父親の教えは「なんでミラちゃんがそんなこと知っているの?」と、驚きや喜びを得られる成功体験へと変わっていきました。とはいえ、このときは「自分がこう感じたところで世の中は変わらないでしょ」という具合に、まだひねくれた考え方をしていて(笑)。なので本当の意味でのきっかけは19歳のとき、セントラル・セント・マーチンズ芸術大学でファッションを学ぶためのロンドン留学です。私が学んだのは、ファッションのキラキラとした美しさではなく、時代背景や社会が抱える課題などによっていかにストーリーを充実させるかでした。そのため授業ではさまざまな社会問題が議題にあがりますが、当時の私は世界に対してはもちろん、日本に対しても大きな問題点を抱かずにいました。でも、オランダから来ている子がレッドライト・ディストリクト(アムステルダムにある飾り窓地区)の問題を話せば、南アフリカから来ている子はその子自身が黒人であることからアパルトヘイト問題を挙げたりと、生徒たちから自国の問題点が次々と出てくるなかで、日本について話せない自分の無知さが恥ずかしくなって。さらに周りの子から「日本は先進国のなかでジェンダーギャップ指数が低いよね?」や、「日本の広告で女性アニメキャラクターの胸が過剰に大きく描かれていることが話題になっていたからそれについてはどう?」などと言われ、そんな事実をまったく知らない日本人の自分はなにを見てきたんだろうと実感しました。また、当時ロンドンで一緒に住んでいた女の子がフェミニズムを学ぶために大学へ通っていて、彼女と話をしていくうちに、自分のなかにもさまざまな問題意識や、取るべき行動が次第に見えていきました。世の中は問題が山積みで、それぞれの分野に専門家や活動家と呼ばれる方が多くいるにもかかわらず解決に至っていません。この未解決状態の裏には、専門的な知識と一般の方たちが結びついていないことが根本にあるように感じたので、それを橋渡しできる宣伝役を担おうと思いました。こうした大学進学からのさまざまな出会いや気づきがきっかけに、自分の言葉で情報を伝え始めました。

「少しフォーマルな印象の洋服をスタイルのなかに取り入れると仕事に対するモチベーションが上がるので、衣装にもよく選んでいます。今回は白ニットとスエード素材で秋冬らしい季節感も意識しました」

GREENWICH LACE UP BOOTIE「細身の作りなのでカジュアルにもなりすぎず、万能さを感じるレースアップブーツ。サイドジップが実用的で毎日楽しく履けそうです」

毎週金曜日に生放送で収録を行っているラジオ・J-WAVE「STARTLINE」は、年齢性別を問わず幅広い層がリスナー。PODCAST配信『Tokyo Young Boss』について「ここが等身大の私の居場所」と笑顔で話す。出典:instagram(@jenmilaa)

「メンズライクのセットアップに、スニーカーとニットキャップのカラーをマッチさせました。カジュアルな洋服のなかで、スニーカーの少し高めに設定されたソールが程よいバランスを演出してくれます」

5.ZEROGRAND WRK SNEAKER「靴紐を面倒くさがる私としては、すぽっと履けちゃうソックスのようなディテールがお気に入りポイント。ソールのデザインも可愛いですね」

仕事の原動力は?

ミラ:「世の中の出来事を知ってもらいたい」ですね。私の場合はなにかひとつの社会問題を解決することより、みんなに共通したたくさんの問題についてカジュアルに話し合えるような環境を作りたいという思いがモチベーションになっています。そのためには私自身、ひとつに偏って情報を入れないように心がけています。ひとつの出来事に対してはさまざまの見方があり、それらを理解したうえでどう伝えるかを考える必要があるので。それと、海外のセレブリティのなかには環境活動家と見間違うほど濃い内容を発信している方たちがいます。エンターテイメントの世界に身を置く著名人だからこそ、有名税を最大限に駆使した社会貢献の方法をとてもよく理解しているんだと思うんです。そういう部分に憧れを持っていて、将来的には自分の名前が広く知られることで、日本の若い世代の子たちやタレント事務所の方たちが、「長谷川ミラが売れているからあなたもSDGsについて発信しなさい」となってほしいくらいです(笑)。社会問題を発信することが人気者のポジションでビジネスとしても成立する、という仕組みを日本で組み上げていきたいですね。私はご飯がおいしくて、安全で、文化がたくさん継承されている日本のことが大好きなので。

「私らしいまま」で
社会に連れ出してくれる

コール ハーンの印象について。

ミラ:2020年に原宿のキャットストリート店がオープンした際に呼んでいただきましたが、それ以前から私の周りにいるオフィス勤めの友人たちがよく履いているイメージがありました。カジュアルな履き心地だけど、オフィスでも着用できて、自分らしさを出せる靴。しかも歩きやすいから毎日履ける、なんて話で盛り上がっていたのを覚えています。もちろん私自身もコール ハーンの靴を持っていて、靴に対しては彼女たちと同様に機能性を求めています。コール ハーンの靴は旅先での持ち運びに便利な軽さだったり、頻繁に移動する私のライフワークにおいて足の負担を軽減できたり、ドレスコードにも対応してくれたりと、国内外のあらゆるシーンで活躍してくれます。また、フォーマルに寄りすぎない優れたバランス感も特徴です。基本はスニーカーを選ぶことが多い私ですが、やっぱり革靴特有のクラシカルで女性らしい色気にも魅力を感じるので、履きやすさはもちろん、革靴らしい上品さのなかにチャンキーな要素を取り込んでいるコール ハーンのデザイン面に惹かれる部分も大きいです。

ファッションで表現している自分らしさは?

ミラ:ファッションを取り巻く環境負荷を知ったことを皮切りに社会問題について発信しだしたのですが、その時期からむやみに洋服を購入する回数はぐっと減り、自分の体にフィットして長く使えるものを着るようになりました。着心地がよく、また自分にも周りにもストレスを生み出さないものを身につけたいと思っています。なので基本的な装いはジーンズとTシャツに靴や帽子やアクセサリーなどで遊ぶ、というシンプルなスタイルが軸になっています。洋服でも靴でも、どこへでも駆け出していけるようなアクティブな要素自体がきっと私らしさなんだと思います。

「ビジネスシーンでシャツを着用する機会が増えてきて。なのでシャツをメインに、ボトムスはリラックスできるジャージー素材を合わせてヒールで足元を締める。最近の私らしいスタイルのひとつですね」

CHRYSTIE
SQUARE CHAIN LOAFER
「太めのヒールは安定感があるので、普段ヒールを履かない人でも安心して履け流と思います。クッション性もあって、とても歩きやすいです」

SELECT ITEMS

GREENWICH LACE UP BOOTIE
¥47,300(税込)

フラットヒールやクッション性の高いフットベッドが安定した歩行をサポートするコンバットブーツ。着脱を容易にするためのファスナーや踵のプルタブに加えて、天候に左右されない防水仕様も嬉しいディテール。

5.ZEROGRAND WRK SNEAKER
¥38,500(税込)

仕事でも使えるスニーカーをコンセプトに設計。コール ハーンのアイコンであるオックスフォードのウィングチップをクリアなラバーでモダンに表現。ストレッチ性に富んだソックス型の履き口でフィット感も抜群。

CHRYSTIE
SQUARE CHAIN LOAFER
¥41,800(税込)

ビッグチェーンが印象的なスクエアトウの配色パンプス。大振りなチェーンや、チャンキーヒールなどのディテールからは想像もつかない程の軽量な作りで、エレガントな装いの中にも快適さ、動きやすさをサポートする構造をふんだんに取り入れている。

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