Work for what you believe in.踏み出そう、信じる道へ。
仕入れた情報を元に時代の潮流を読んで
どう仕掛けるかが腕の見せ所。
中村貞裕は東京を中心に飲食店やホテル、企業施設、ブランド店舗など幅広い領域において数多くの話題を生み出す
クリエイティブ・デザイン会社「TRANSIT GENERAL OFFICE」を設立しました。
世の中に存在している面白い事象を素早くキャッチする独自の目利きと高いプロデュース力は
多くのクライアントからも絶大な信頼を得ています。
好奇心を胸に新たな物事へと取り組んでいく姿勢に迷いはなく、これからも私たちの日常に新鮮な刺激を届けてくれます。
中村貞裕は東京を中心に飲食店やホテル、企業施設、
ブランド店舗など幅広い領域において
数多くの話題を生み出すクリエイティブ・デザイン会社
「TRANSIT GENERAL OFFICE」を設立しました。
世の中に存在している面白い事象を素早くキャッチする
独自の目利きと高いプロデュース力は
多くのクライアントからも絶大な信頼を得ています。
好奇心を胸に新たな物事へと取り組んでいく
姿勢に迷いはなく、
これからも私たちの日常に新鮮な刺激を届けてくれます。
できること
全てがやりたいことに変わる
中村:2001年の会社設立以降、都内を拠点にカフェやレストラン、バーなど飲食店の運営や空間プロデュース、ケータリング、イベント事業を手がけてきました。また最近ではキャンプ、サプリメント、NFT関連の新規事業やゴルフブランドなどの立ち上げがあります。同時にここ数年は社会的要因、特にコロナ禍で事業基盤の立て直しが必要になる場面があり、既存サービスのクオリティー向上、スタッフのレベルアップなどに努めてきましたが、来年以降に向けてようやく大規模飲食店の計画が動き始めたところです。
中村:人を集めてなにかをすることが好きで、学生時代からカフェやクラブを借りてイベントを開催していました。卒業後はバイイングに携わりたくて伊勢丹に入社しましたが、飽き性が災いしてルーティーンワークに慣れずにいました。そんな時、僕の恩師であり当時の上司だったバイヤー藤巻幸大さんに「好きなことをやれ」と言われました。その言葉を受けて、毎週金曜日に人を集めてパーティーをやりたいと伝えたところ、いとも簡単に許可をもらえて(笑)。藤巻さんは大きな影響力があり、彼の元には感度の高い人がひっきりなしに訪れていました。部下である僕もまた、そんな方たちと名刺交換する機会を多く得ていたんです。
僕が目論んだパーティーというのは、学生同士で騒ぎ合うようなクラブイベントではなく来場者が会話を楽しめる大人の社交場をイメージしていました。それは当時、海外のあるお店を目にしたことがきっかけとなっています。日中はカフェ営業、夜になると屈強なドアマンを立たせ、許可された人だけがDJの音楽とともにお酒や会話を楽しめる。外からでは様子がわからない厳しいセキュリティ下での催しがとてもクールに映り、僕もこれを東京で実現したいと思いました。仕事で名刺交換した方々を中心に声をかけ始めたところ話題となり、その後3年間ほど続きました。僕は上司のコネクションとこのパーティーのおかげで一万人ほどのリストを手に入れました。
30歳の時、伊勢丹を退職しました。元々そのくらいの年齢までには辞めようと入社時から考えていましたが、その頃父親が外苑前にある雑居ビルの1階で飲食店を営んでいて、たまたま5階が空き倉庫になっていたのでそこを借りることにしました。手元にあった一万人のリストと物件でできることを考えた結果、当時流行の先端だったカフェブームに乗り自分でもカフェを開くことにしました。それが22年前、独立後初のお店『OFFICE』です。
「動いていたら暑くなるので秋でも少し厚手の半袖くらいがちょうど良い。ジャケットは毎回持っていきます。ラウンドする時に服は襟付きが多いですね。その日の気分によって帽子を被ったりもします」
中村:原動力はミーハーな自分に由来している気がします。昔から好奇心旺盛で新しい物事に関心があり、学生時代も旬の話題をいち早く察知して友人たちへと伝えることで喜びを実感する、そんな性格でした。それが歳を重ねても変わらず、今もミーハーを生きています。この性格をはっきりと自覚できているおかげか、注目されつつある情報に対しての目利きは敏感なほうだと思います。時間をみつけては国内外問わず足を運び、日本または東京にあったら面白くなりそうなコンテンツを能動的に収集する習慣が身についていますね。ただ、仕入れた情報を元に時代の潮流を読んでどう仕掛けるかが腕の見せ所。仕事としてやるからには話題にしたいし流行らせたい気持ちがあるので、インプット以上にアウトプットを重要視しています。幸いにもこの繰り返しを今まで苦痛に感じたことはないので、結果的に見て僕はこの仕事に向いていたんだと思います。
僕の仕事におけるスタンスは「やりたいことを仕事にする」というより「出来るからやりたい」になりますが、個人で出来ることには限界があります。僕は数字に弱く、飲食業も『OFFICE』を始めるまでバイト経験すらありませんでした。それでも出来ると思うのは、どう組み立てれば実現できるかを個人だけではなくチームや会社単位で考えているからです。そうすることで会社で出来る仕事とスタッフが次第に増えていき『クラスカ』を始めとしたホテルの空間プロデュース、メゾンブランドへのケータリングサービスなど飲食業以外にも事業を拡大することができました。
滑らない靴底で覆る印象
中村:僕はカジュアルな服装にスニーカーのスタイルがほとんどで、スーツにも年に数回程度しか袖を通しません。革靴の接点は人より少ないですが、それでもコール ハーンと聞けば歴史あるレザーシューズブランドだとすぐ頭に浮かびます。履いた時の印象は、非常に軽くてグリップ力に優れた靴。僕が慣れていないということもありますが、靴底が滑りやすい革靴の印象はコール ハーンで覆りました。それ以降スーツには、革靴とスニーカーを掛け合わせたコール ハーンのハイブリッドシューズが鉄板となりました。またこの実体験が元となり、今では自社のケータリング事業の人間に対してコール ハーンの靴を勝手にユニフォームとして推奨するほどです(笑)。ケータリングはフォーマルな場にも対応できるようにタイドアップが基本になるため、靴に制限が出てきます。コール ハーンなら軽くて履きやすく、靴底が滑らないので安心なんです。
中村:始めたのは5、6年前からで友人からの誘いがきっかけでした。飽き性でミーハーな性格は自負しているので今回のゴルフもきっと例に漏れず……なんて思っていましたが意外と長続きしています。同時期から始めた仲間たちへのライバル意識、周りからのお誘いも多いので迷惑をかけないために上達を余儀なくされたなど、理由は多々思い浮かびますが、プレーしていくうちに新しい楽しみ方が見つかっていつの間にかゴルフから抜け出せなくなり今に至っています。最近では若者の間でもゴルフがトレンド化していますし、ウェアも普段のファッションと変わらないカジュアルな感覚や傾向も強まっています。その流れから自分たちでゴルフウェアを作るようにもなりました。とはいえ伝統を重んじるゴルフ場もまだまだ健在で、ドレスコードや一緒に行くメンバーによってもプレー時の服装を考える必要があります。僕はゴルフに対して“大人のクラブライフ”というイメージがあったのでフォーマルな服装にもそこまで抵抗はありませんし、むしろ「今、ゴルフしているな」と強く実感するのは歴史や伝統に触れる瞬間にあるのかもしれません。最低限のマナーやTPOは押さえておく必要がありますが、思っていた以上に振り幅が大きく楽しめるスポーツです。
SELECT ITEMS
コートスニーカーにインスパイアされたアッパーは防水、耐水性に優れたレザー仕様、気分によって取り外せるキルトパーツが付属。芝生からテラスへの移動をスムーズにする多方向ラバートラクションパターンを採用。
ロングウィングオックスフォードの紳士的デザインと防水レザーアッパーでプレーに最適な機能を集約。ミッドソールは技術革新によって軽量かつ柔軟に、ソックライナーが安定したフィット感を実現する。
リッチレザーを採用したロングウィングチップオックスフォードのアッパーを大胆にカモフラージュ柄で切り替え。クッション性に富んだEVAフットベッドと衝撃を吸収する独自のアウトソールで足への負荷を軽減。